万野裕人– Author –
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「地域資源経営」という視座──地域中小企業の勝ち筋を考える
「やるべきことは分かっている。だが、それを実行する力がない。」地方の中小企業に関わっていると、経営者の口からしばしばこの言葉を耳にします。 人がいない。資金がない。時間もない。しかも、やれば必ず成果が出るという確信も持てない。こうした状況... -
経理はもう“経営の言語化機能”と捉えるべきではないか
― AI時代の経理進化論と、中小企業におけるCFO育成の必要性 ― 「経理」という役割に、今、静かに再定義の波が押し寄せています。AI技術の進化は、記帳や仕訳、月次決算といった“処理”の自動化を一気に進めています。これまで時間を取られていた作業が、数... -
トランプ再登場と“相互関税”に、中小企業の経営財務はどう備えるべきか?──ゲーム理論と「第三国の機会」から考える戦略的視点
2025年1月、ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に就任し、さっそく実行に移した政策の一つが「相互関税(Reciprocal Tariffs)」でした。これは「相手国がアメリカ製品に課している関税と同等の関税を、アメリカも相手国に課す」という考え方で、表... -
中小企業の未来は「AIファースト」にある──今こそ経営にAIを取り入れるとき
人口減少、採用難、長時間労働──多くの中小企業がこうした課題に直面しています。現場では日々の業務に追われ、「変化を考える余裕がない」という声も多く耳にします。しかし、こうした状況こそ、発想を根本から転換するタイミングではないでしょうか。私...