2025年6月– date –
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『MBA実践録#02──経営・マーケティング戦略基礎──「顧客に伝わる戦略」を描くには──経営戦略・マーケティング基礎の学びから』
2024年にMBAを取得してから約1年。今回は、第2回として「経営戦略・マーケティング基礎」の講義で得た学びをもとに、実務への接続について綴ってみたいと思います。 私にとって、この講義での最大の学びは、「戦略やマーケティングの型を知ること」ではな... -
CPF/PSF/PMFとは何か?検証と学習を繰り返すビジネス開発プロセス
新規事業やサービス開発において、成功の鍵となるのは「市場に受け入れられるプロダクトをいかに作るか」です。そのためには、アイデアをいきなり形にするのではなく、段階的に仮説を検証し、必要に応じてピボット(軌道修正)を行う「学習プロセス」が重... -
『MBA実践録#01──その議論、迷走していませんか? イシュー思考がくれた“ホワイトボード力”』
2024年にMBAを取得してから、約1年が経過しました。この1年間、私は日々の実務の中で、MBAで学んだ知見をいかに活かすか、という問いに向き合い続けてきました。知識を得ることと、それを自分の行動様式や意思決定にまで落とし込むことの間には、大きな距... -
【2027年強制適用】経営者必読!新リース会計基準の全貌と企業への影響を徹底解説
はじめに 2024年9月、日本企業の会計実務に大きな変革をもたらす新リース会計基準が公表されました。2027年4月以降に開始する事業年度から強制適用となるこの新基準は、従来の会計処理を根本的に変える可能性があります。経営者として、この変化にどう対応... -
【全5回連載・第3回】AIにはできない、管理会計の本質──人にしかできないこととは何か?
「AIがここまで進化したら、会計担当なんて不要になるのでは?」 最近、そんな声を耳にすることが増えました。 確かに、AIは大量のデータを一瞬で処理し、過去の傾向から将来を予測し、最適な提案をすることさえ可能になっています。しかし──だからこそ、... -
【全5回連載・第2回】AIはどう意思決定を支援するのか?──予測・分析・提案の現場から
AIの進化によって、管理会計の現場にも「変化の兆し」が広がりつつあります。単なる数字の羅列を越えて、意思決定そのものをAIが支援する──そんな時代が到来しています。 第2回となる今回は、AIがどのように管理会計の意思決定をサポートし得るのか。「分... -
【全5回連載・第1回】管理会計って、結局なんのためにあるんだっけ? 〜AI時代の問い直し〜
「数字は見せてるけど、見えてる?」ある経営者との雑談の中で、そんな言葉がふと口をついて出ました。 管理会計の世界では、日々さまざまな数字がつくられ、集められています。売上、原価、部門別の収支、利益率、KPI…。経営会議や部門会議のたびに、資料... -
「経営をデザインする力」—経営デザインシートで未来の価値創造を描く
経営デザインシートは、持続可能な成長に向けて「価値を生み出すしくみ」を可視化し、未来を構想するための経営ツールです。 1. 経営デザインシートとは? 経営デザインシートは、企業が「どのように価値を創造してきたか」「今後どう成長したいか」を明確... -
【資金繰りの基本から改善まで】中小企業のための実践シリーズ(第3回)明日の残高が見える安心感──日繰り表の導入と実務チェックポイント
これまで2回にわたり、中小企業にとっての資金繰り管理の必要性(第1回)と、改善のための具体アクション(第2回)をお伝えしてきました。 最終回となる今回は、資金繰り管理をさらに一歩進め、「日繰り表(ひぐりひょう)」という実務ツールの導入と活用... -
資本が余っている会社は、実は経営が鈍っている?──自己株買いの動きから考える、中小企業の“資本戦略”
2025年度、上場企業による自己株式取得が過去最高水準に達する見通し──。 そんなニュースが今朝の日経新聞に掲載されていました。企業業績の改善を背景に、余剰資本を自己株買いという形で株主に還元し、資本効率を高める動きが広がっています。ROE(自己...